日々躓きながらも留学するBlog

アメリカ留学にまつわるetc.

留学に向けて行ったTOEIC対策

アメリカ留学のために、手続きの段階で大学からEnglish ProficiencyとしてTOEFLの受験を求められました(過去記事参照)。TOEFLはアカデミック寄りのReading, Listening, Writing, Spikingの4技能を評価する試験です。ただ、日常やビジネス会話で使う英語も勉強するために、並行してTOEICも受験することにしました。

当時、語学の先生に尋ねたところ、TOEFLTOEICでは問題形式も、英文の傾向も、使われる単語も全く違うので各々勉強する必要があるとアドバイスをいただきました。渡米してきてTOEICの勉強をしたことも結構役立っているなと感じていますので、今回はそれを共有したいと思います。なお、目標点数は710〜820点程度とお考えください。学生時代にTOEICを受けたこともない、初めて向き合う人向けの内容かと思います。もっとランクが上の方は生暖かい目で見守ってください。

 

まずは、問題を知らなくては始まりません。そのために最重要なのがTOEICを実施するEducational Testing Serviceが発行している公式問題集を解くことです。1年前後で1冊ずつ発刊されています(2022年8月現在で8冊)。問題集というか、本番と同じ問題形式の模試ですね。一冊につき二回分収録されています。

Listeningでは本番の公式speakerが同じように話してくれます。Speakerが替わると問題難易度が結構変化しますので、声に慣れるのも重要です。また、TOEICはノンストップで120分問題と向き合うのが大変な試験です。回答用のマークシートも入っていますので、必ず時間を測定してノンストップで実施しましょう。なお、問題集1は2016年発刊ですが、現在の試験よりもやや難易度が低かったように思えます。本番前に模試扱いで使用するなら新しいものの方がよいでしょう。

 

私は問題集を最初に一回分解いたときに、分からない単語が多すぎて全然内容が頭に入ってきませんでした。この点についても相談してみたところ、出る単特急 金のフレーズを強く強く勧められました。

 

TOEICで満点をとり続けている講師の方が選定する1000単語+αがレベル別に収録されている単語帳ですが、これをやり終えただけで点数は跳ね上がると言えるほど素晴らしい内容です。先の問題集を1,2回分やって問題形式を知った後は、しばらくこの本と格闘することをお勧めします。金額も安めなので学生さんにもお勧めです。

なお、公式の単語集も発行されています。

 

金のフレーズと被っている単語も多いですが、同じ単語でも違う意味が掲載されていたり、熟語がある程度カバーされている点で役立ちます。個人的には金のフレーズを進めた後にこちらに取り組んだら良いかと思います。

 

英文法については、文法書では中々勉強できないことを相談したところ、以下の問題集を紹介してもらいました。TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問です。

 

ジャンル別にまとめられた問題集で、問題の質も高い上になによりも解説が素晴らしいです。左ページに問題、右ページに解説というレイアウトも使いやすいです。問題を何度も解くのも良いでしょうが、解説を何度も繰り返して読むという使い方をしていました。

 

Listening対策としては、とにかく公式問題集のCD(Listening問題)をiPhoneに入れて聴き続けるのと、iPhoneにabceedというアプリをインストールして、様々な問題集のListening問題をやり続けていました。今の時代はListeningの勉強をしやすくて助かりますね。

 

もちろん他にも良書はたくさんあるのでしょうが、私は色々と用意した書籍を実際に使ってみて、500〜650点クラスのスタートならこのくらいの冊数に絞って勉強した方が良いかと感じました。特に金のフレーズを勉強してみて、自身の単語力の無さには驚きました。アメリカに住んでいると、日常で当たり前に出てくる単語がたくさん収録されていて、単語帳もTOEICも良くできていたんだなと実感させられています。是非勉強してみてください。